HOME乗り心地抜群の高速バス紹介
最終更新日:2017/11/20
高速バスが乗り心地が悪いというのは昔の話です。
確かに四列シートタイプは標準なものとして知られています。
通路を挟んだ二席ずつの並びとなっており、隣の人との距離はほぼゼロに等しく、その状態のまま長い道のりの中一緒に過ごしたものです。
学生時代であればクラスメイトということもあり多少は気心の知れた間柄なので、そこまで気にするようなものではないですし、よしんば想いを寄せている相手と一緒になったら、それはそれでドキドキ感を味わいながらの旅になります。
ですが大人になり、旅行をしたとしましょう。
その場合、隣には知らない人が座っているということがあり得ます。
そんな人と長い間一緒にいるというのは、なかなか心が休まらないものです。
気を遣う、あるいは気になって仕方がない時間を延々と過ごしてしまうことになり、それが乗り心地が悪いという感想に繋がる一因となってしまうでしょう。
そうした利用客の声を反映した結果、登場したのが三列シートや二列シートです。
どちらも特徴は「隣の席と隣接していない」という点になっています。
三列シートであれば通路を二つ設けて席の距離を離し、二列シートであれば中心に通路を用意し、その両端に大きな席を設けているのです。
こうすることによって、四列シートの特徴である隣の人と長時間密接した状態で移動するという状態を解除しました。
更に二列シートの場合は、シートを他の列のシートに比べて大きく作ることにより、広々としたシートに座れるという快適感を演出しています。
柔らかなシートに深々と座れるというだけでも、人は大きな快適感を得られます。
長時間の移動であればなおさらでしょう。
長い時間座ったままというのは、体が少しずつ固くなってきます。
それが高速バスの乗り心地が悪いという事に繋がってしまうため、バス会社も利用客の悩み解決に動いてきた結果といえるでしょう。
ただ三列シートの場合は一つ注意点があります。
先ほど三列シートは通路を二つ設けたものであると紹介しましたが、それだけではありません。
三列であることは確かですが、二つの席と一つの席を並べた三列シートというタイプも中には存在しています。
三列シートの高速バスを利用したい、というだけではどちらの三列シートタイプなのかわからないことがありますので、しっかりと自分の希望は伝えられるようにしましょう。
また最近では四列シートの中にもゆったりしたシートを用意している高速バスも登場しています。
こうしたシートタイプの違いは、比較サイトやホームページ内に比較表がありますので、それを参考にした上で高速バスの予約を行いましょう。